2014年3月15日土曜日

日本非核宣言自治体協議会に参加!! ≪平成26年2月≫


皆さん、こんにちは!
今回は、日本非核宣言自治体協議会の傍聴に参加してきました。

NPO法人ピース・デポによる講演
  
そもそも、非核宣言自治体とはなんだろうか?

これは、平和を追求し、核兵器廃絶や非核三原則の遵守などを求める内容の自治体宣言や議会決議を行った自治体のことです。核兵器の廃絶と恒久平和の実現を世界の自治体に呼びかけ、その輪を広げるために努力するという趣旨により設立され、現在、国際会議への出席や、NGO(非政府組織)との連携、核実験に対する抗議活動などの活動の幅を広げています。

ただ、「平和」「核兵器」というと何だか考えさせられるもので、この日参画した研修生は僕を含め何か落ち着かない感じで講演に参加することに・・・。

そして、講演が始まりました。

講演を聞く研修生
講演を聞いてもやはり、内容もすごく考えさせられるものでした。核の恐ろしさや被爆体験を聞き想像するだけでも当時の悲惨さに慄くばかりです・・・。

また、現在世界の核保有数を表現するためのデモンストレーションが行われ、現在、核の数は驚くほど増えなんと、17000発にまでのぼるそうです。本当にゾッとしますね。
ただ、核兵器廃絶には困難もあり、廃絶ならば核抑止力がなくなり、紛争地域の増加が懸念されます。その道を進むのか、それとも紛争を防ぐためならば削減、しかし永久保存の道を進むのかの2択に委ねられています。

廃絶か保存かの選択の瀬戸際に立たされている
何気なく生活しているが、もし戦争になった場合、今や核兵器の使用で一瞬にして日本が世界が地球が終わってしまうと考えると、何か心が重たく感じました。

しかし、今回の講演はとても良い経験となりました!
今まで抽象的でしか考えてこなかった「核」「平和」というものを今回の講演でより具体的に深く考えられるようになったと思います。現在の核弾頭数をみると、本当に恐ろしくまた、核兵器廃絶には程遠いようにも個人的には思えました。

けれども、NPT(核不拡散条約)再検討会議や今回の講演における資料制作者のNPO法人「ピースデポ」による北東アジア非核兵器地帯案「33案」などなどにより、これからも長く強く世界に訴え続けていけば、必ず核兵器廃絶への道に近づいていくだろうと思いました!

僕は広島県出身です。広島といえば、世界で最初に原子爆弾が投下された場所です。
地元にいたときから被爆者のお話や核についての話を聞いてきました。何度聞いても胸が痛むと言いますか、心苦しいと言いますか、とても悲惨な出来事だったと感じます。幼稚園の頃から今まで平和について多くのお話を聞いてきましたが、今回の研修で改めて、戦争の怖さ、核兵器廃絶の重要性、平和を訴え続ける大切さというものを知ることができ、とても考えさせられる良い研修となったと感じました!

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